幼い頃の私にとって、太鼓とは体にビリビリ振動が来る、至極気持ちの悪い楽器であった。
近くで太鼓の演奏があると「私太鼓嫌いだからあっちいこうよ」などとよく言っていたものである。
今の太鼓チームを始めたきっかけも、(メンバーみんなは感動的な太鼓との出会いがあるのだろうが…)両親がやっていたから。それだけ。

つまり私は太鼓が苦手なのだ。そんな自分がここまで和太鼓を続けてこれたのは、
和太鼓総というチームが、メンバーが好きだから!

幼い頃に感じていた太鼓に対する苦手意識はもう無く、今では太鼓にどっぷりハマっているけれど、 和太鼓総発足当時からずっと一番近くでこのチームを見てきた私は、太鼓への愛情よりもチームへの愛情が深い。
「明日から太鼓やめてパンクバンドやろうよ!」と皆が言えば、何の未練もなく太鼓を捨てて、 次の日にはいそいそとギターでも買ってきちゃうほどチームを愛しているのである。

この先和太鼓総はどんな道を進むのだろう?
世界的に有名なチームになるのかもしれない、存亡の危機に立たされるのかもしれない。
未来のことはわからないけれど、ただ一つだけわかっていることは、 どんな道を進む和太鼓総にも、常に私の姿は在るということだ。

私の和太鼓人生は、チームと共に生きて、チームと共に死にます。